減量期(ダイエット中)は栄養バランスが大事!格闘家の栄養改善テクニックに迫る-VitaNoteユーザーインタビューvol.3前編-

世界初のパーソナル栄養検査サービス「VitaNote」のユーザーの声をご紹介。
第3回目は現役の総合格闘家であり、スポーツトレーナーでもある窪田選手にお話を伺いました。

いわばダイエット・ボディメイクのプロでもある格闘家ならではの栄養改善テクニック。
プロアスリートとして、パフォーマンスと栄養改善の関係について余すこと無く語っていただきました。

試合を直前に控えた減量期、試合後のインタビュー内容をそれぞれ前編・後編でお届けします。

プロフィール

  • 名前:窪田泰斗(くぼたたいと)
  • 年齢:28歳
  • 職業:総合格闘家、スポーツトレーナー
  • タイトル:総合格闘技「DEEP」フューチャーキングトーナメント2015バンタム級優勝

栄養のことを考え始めたのは19歳の頃。プロテインの飲み過ぎで身体に異変が・・・

― 今日はよろしくおねがいします。まずは窪田選手の経歴から教えてください。

普段はスポーツジムでトレーナーの顔も持つ窪田選手。爽やかで物腰柔らかいナイスガイでした。

16歳の頃からブラジリアン柔術を習いはじめ、それから約12年格闘技をやっています。
現在は総合格闘技「DEEP」への出場を活動の中心にしていて、2015年にはバンタム級で優勝もしています。
今は2018年4月28日*に行われる「DEEP 83 IMPACT」の試合に向けて練習と調整に取り組んでいます。
*取材は2018年4月17日に実施

― 窪田選手はVitaNoteも利用されて、いち早く栄養検査・栄養改善を取り入れていますよね。栄養について意識したのはいつ頃からなのでしょうか?

最初に栄養について考えて取り組みはじめたのは19歳の時でした。その頃は痩せていたので、筋肉をつけたくてネットや雑誌で情報収集をしました。
まずはプロテインを摂るようになったのですが、初めのうちは適切な量もわかっていなかったので、飲めば飲むほどよいだろうと思って1日5杯くらい飲んでいました。
そうしたらお腹の調子が悪くなってしまって、おならが臭くなったりして(笑)

― プロテイン1日5杯は多いですね、効果はありました?

間違いなく過剰摂取だったと思いますが、3ヶ月後くらいから筋肉の付き方が変わったので効果はありました。
当時ボディビルダーの方の記事などを参考にしていて、血中のアミノ酸濃度を一定に保つのが大事だと知ったので、量と回数を上手く調整したらお腹の調子も改善しましたね。

― 他にも参考にされている情報源はあるんでしょうか

最近は健康や栄養に関する情報はYouTuberのチャンネルを見ることも増えましたね。
Kanekinさん、katochan33さん、Shoさん、ぷろたんさん、Jinさんなどなど・・・
結構見ていますね(笑)

20代中盤で感じ始めた身体の変化、本格的な栄養改善に取り組み始める

― 食事には気を使っていたんですか?


当時はプロテインのみで食事はほとんど気にしていなかったのが正直なところですね。
ところが20代中盤くらいになって体質が変わってきたというか、疲れが残りやすくなったんです。
健康の3原則“運動・休養・栄養”に従うと、運動と休養はちゃんとできていたので、残るは栄養、つまり食事だなと思って。
それから食事にも気を使うようになりました。

特に試合前は自炊を多くして、食材もオーガニックのものにしたり、緑黄色野菜や葉野菜を中心に選ぶ。
調理法も油を使わないように鍋で食べるようにもしていました。

サプリメントは数十種類試して、効果を実感したものだけ残した


疲労回復トレーニング効率を上げるためにビタミン摂取や摂るタイミングにも気を使うようになりました。
マルチビタミンを飲んだり、トレーニング前後に糖質をしっかり摂ったり。
サプリも数十種類試してみて、効果を実感できたものだけを使うようにしました。
今はグルタミン、BCAA、EAA、ブロッコリースプラウト、オメガ3、消化酵素、L-カルニチン、CLA(共益リノール酸)等を使っています。

数多く試した中で効果体感があったものを残している

― かなりの種類を使っていらっしゃいますね。具体的にどんな効果がありましたか?サプリメントの利用に抵抗はなかったですか?

身体の変化を一番感じていた、疲れの残り具合が全然違いました
もちろん基本は食事、足りないところはサプリメントで、という風には考えています。
でも僕たちは減量期があるので、カロリーコントロールを考えるとサプリメントが便利なことが多いんですよね。
食事で改善できればそれに越したことは無いですが、サプリメントだからといってダメだとは思っていないですね。

― サプリメントを買う時のこだわりや工夫はありますか?

とくに無いですね。メーカーもあまり気にしません。海外の製品の方が効果は感じやすいというのはあります。
大体ネットで買うことがほとんどですが、サイト上の口コミを参考にしているくらいで、買い方は割と普通だと思います。

減量期はカロリーコントロール必須。でも栄養バランスを崩さないことが大切

― 今は減量期ですよね、試合に向けてどれくらい減らしていくのですか?

今日が17日で、試合まであと10日間で5.5kg落とす計画です。
オフの時に少し体重を増やしすぎてしまって、ちょっと苦戦しています。

目標体重の61.6kgまで、ここから更に5.5kgの減量

― 10日間はどのように過ごしていくんでしょうか

食事の量は減らします。結構極端にやっているので、普通の人はそのまま真似しない方が良いと思いますが、

  • 朝:プロテインバー 1/2本
  • 昼:ほぼ外食でステーキ 160gくらい、コーンは抜いてもらう
  • 夕:プロテインバー 1/2本
  • 夜:ほしいもやさつまいもなどGI値*の低い糖質

1日のメニューはだいたいこのようなイメージで、これだと他の栄養素が不足してしまうのでサプリメントでしっかり補充するようにしています。

アスリートに限らず、ダイエットやボディメイクなど理想の身体を作るときの基本は、
当たり前ですが筋肉量を増やして、余分な脂肪を落とすことです。

そのためには

  • カロリーを抑えつつたんぱく質をしっかり摂ること
  • たんぱく質や脂質の代謝に必要なビタミンを始めとする栄養バランスを崩さないこと

が大事です。
栄養バランスを摂るためには食事では結構な量と種類を食べないといけないので、カロリーを抑えるのが難しくなります。
その点では、サプリメントは手っ取り早く必要な栄養を補充できるので一つの選択肢になると思いますね。

後編に続く

著者 / 監修者