胎児の成長に欠かせない栄養バランスがわかるのは大きな安心につながりました-VitaNoteユーザーインタビューvol.6-

世界初のパーソナル栄養検査サービス「VitaNote」のユーザーの声をご紹介。
第6回目のお相手は
大学卒業後、食品企業に勤めたのちフリーランスとして活動。
管理栄養士、惣菜管理士、パンシェルジュマスターなどの資格を持つ。
今年1人目のお子さんが生まれたばかり*の菱沼未央さんにお話を伺いました。(*2019年7月時点)

フリーの管理栄養士として企業のレシピ開発やコラム執筆、パンシェルジュマスターとして店舗内のメニュー開発、更にはお皿のブランドまでプロデュースされ、SNS内のインフルエンサーとしてのお顔も持つなど、多岐に渡ってご活躍されています。

妊娠期にVitaNoteを活用して栄養改善を実践。
栄養のプロである菱沼さんは果たしてどのような取り組みをされたのでしょうか。
その内容をご紹介します。

妊娠後ひどいつわりに悩まされ、生まれてはじめてサプリを摂った

― 妊娠される前、普段の生活で健康や栄養に気を使っていたことはありますか?

身体を動かすのが好きなので、自転車に乗ったり週3でヨガに通ったり、筋トレに習慣的に取り組んだり・・・意識的に運動はしていました。

それ以外にも朝起きたら水を飲んで、ストレッチをして体をほぐす。
朝日を浴びて体内時計をリセットする、といったことも習慣にしています。

管理栄養士という職業柄、食事や栄養に関しては常日頃考えていますが、自分の食欲に素直に、身体が欲しいと思うものを食べるようにしていました。
色々な情報やサービスが世の中に溢れていますが、そういったものに囚われず、自然な感覚を大切にしていました。

― 妊娠して以降、体調や食欲の変化はいかがでしたか?

私の場合はつわりが本当にひどく、大好きなお肉・魚・野菜・ご飯・パン・・・ありとあらゆるものが食べられなくなってしまってとても辛い経験でした。
ひどいときには水も飲めないほどで、一時期はスポーツドリンクと栄養補給ゼリーだけで生きていました(笑)

病院の点滴も勧められましたが、交通機関を使うのも辛く、ずっと家にいました。
柑橘類が良いと聞いても口にもできないですし、大好きな食材でも匂いが強いものは受け付けません。

貧血もひどかったのですが、を多く含む食材は全くと言っていいほど受け付けません。
その他の必要な栄養素も食事から摂るのは難しいと判断し、この時人生で初めてサプリメントを摂るようになりました。

― それはかなりお辛い経験でしたね・・・サプリはどんなものを摂っていましたか?

葉酸カルシウムのサプリを摂っていました。
私の場合はそれでも貧血が改善されず、鉄剤なども処方されていました。

できるだけ食事を基本に考えてきていたのですが、必要に迫られる形でやむなく・・・でも妊婦さんには必要なものなんだなと改めて思いました。
ある程度つわりがおさまってきて食事も摂れるようになってからは、食事で栄養改善に取り組めるようになりました。

葉酸、鉄、カルシウムについては例えば、

  • 葉酸はほうれん草や小松菜、いちご等の野菜やフルーツを中心に
  • 鉄分は牛肉などの鉄を多く含む食材と、吸収を高める野菜やたんぱく源を組み合わせる
  • カルシウムは牛乳・ヨーグルト等乳製品、酢漬けの煮干しなどをおやつで摂る

といった改善の取り組み。それ以外にも、

  • ご飯やたんぱく質をしっかり食べる
  • 生ハムやナチュラルチーズは控える(食中毒予防)
  • アルコール、カフェインは控える
  • オリーブオイルなどの良質な油をプラスして血糖値の上昇をおだやかにする

といったことに始まり、でもあまり気にしすぎるとストレスになるので、週に1回はご褒美のアイスを取り入れるなどしてバランスをとるようにしていました。

栄養バランスを意識していたのに…VitaNoteで明らかになった衝撃の結果

― 妊娠期にVitaNoteを利用されていましたが、結果はどうでしたか?

結果を見たときは、結構ショックでした。
カルシウムナトリウム(塩分)が自分の想定と違っていたんです。
カルシウムは先ほどお伝えしたような食事改善に取り組んでいましたが、足りていませんでした。
逆にナトリウムは薄味で抑えていたつもりだったのに、過剰という結果に。
意識して取り組んでいても、実際に検査をしてみるまでは結果の善し悪しはわからないなと思いました。

ただ、後々振り返ってみると、ナトリウムについてはお味噌汁ぬか漬けをよく食べていたことや、あとは私パンが大好きなんですけど、パンに含まれている隠れた塩分が実は過剰摂取の原因になっていたのではと思い当たりました。

妊娠中は実家で母に料理を作ってもらうことが多かったのですが、減塩のポイント紙に書いて冷蔵庫に貼っておくなどして工夫しました。
カルシウムが足りなかったのは正直不思議だったんですけど、体質によって代謝吸収の違いがあるようですし、食品の種類や摂る量をより増やすように改善に取り組みました。

どれも検査をしてみないとわからなかったことなので、結果を見て日々の食事や栄養を考える上で色々と工夫に繋がったと思います。

冷蔵庫に貼られていたメモやレシピ

胎児の成長に欠かせない栄養バランスがわかるのは大きな安心につながった

― その後赤ちゃんをご出産されて、産後の食生活などはいかがですか?

妊娠太り、産後太りなどがよく言われますが、私の場合はつわりなどもあって妊娠前よりも体重も体力も落ちてしまいました。
出産時は出血も多く身体のダメージが大きかったんです。
なので食事は全体量を増やすようにしていて、疲れやすさを解消するためにビタミンB1や抗酸化作用のあるビタミンA、C、Eを摂ったり、しっかり食べるようにしています。

ご褒美にしていたアイスは、自然と身体を冷やすものを避けるようになって、今は食べなくても平気になりました(笑)

― ご自身の妊娠、出産経験を経て、これからママになる方へのメッセージをお願いします。

個人差はそれぞれあると思いますが、子どもが生まれるまでって本当に大変です。
大変な中でも、母子の健康や栄養は気を抜くわけにはいかないですよね。

VitaNoteのような検査を受けることで、生まれてからでは取り返しがつかないことを、生まれてくる前にきちんと把握できて改善できるのは素晴らしいことだと思います。

病院で葉酸やカルシウムを摂れと言われても、実際に摂れているかどうかはわからないですし、結果がわかるのは何かが起きてから、になってしまいます。

胎児の成長に欠かせない栄養素がわかるというのは大きな安心材料ですね。

妊娠中は食欲や味覚の変化から、食事だけでは栄養バランスをとるのが難しいときもあります。
そんな時、自分の体調や栄養バランスに合わせてサプリメントを活用する選択肢を考えてみるのも良いと思います。

自分と赤ちゃんのために、できるだけ栄養状態の良い健康な体で赤ちゃんを迎えてほしいですね。

著者 / 監修者