たんぱく質の働きを助ける、ビタミンB6の基本を知る。

ビタミンB群の1つ、アミノ酸代謝や神経伝達物質の生成などに関与するビタミンです。

機能

炭水化物脂質たんぱく質の代謝調節機能を持っています。
「心臓病のリスク軽減」「免疫システム強化」「たんぱく質と脂肪の吸収の適性化」「神経と皮膚の障害予防」「嘔吐の緩和」等の効果が得られます。

消化・吸収・代謝

リン酸やたんぱく質と結合した状態で存在しているため、調理過程や胃酸で遊離され、小腸で吸収されます。

摂取量

上限量が定められています、成人の男女で、1.2~1.4mg/日摂取が目安とされています。

出典 厚生労働省 日本人の食事摂取基準2015年版出典 厚生労働省 日本人の食事摂取基準2015年版

過不足のリスク

過剰

通常の食事摂取で過剰摂取による健康障害が発現した報告はありません。
ただし大量摂取した場合に感覚性ニューロパシーという健康障害が現れることがわかっており、耐用上限量が設定されています。

不足

欠乏すると皮膚炎、下痢、精神神経症状などを伴う「ペラグラ」を発症します。
うつ錯乱、脳波異常、痙攣発作が起きます。

ビタミンB6が多く含まれる食品10品目

にんにく、まぐろやかつおの魚介類、バナナやアボカドなどに多く含まれています。
長期間の保存には不向きな栄養素です。

出典 文部科学省 日本食品標準成分表2015年版(七訂)出典 文部科学省 日本食品標準成分表2015年版(七訂)
参考
  • 厚生労働省「日本人の食事摂取基準2015年版」
  • 文部科学省「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」
  • 奥恒行,柴田克己(2017)「基礎栄養学(改定第5版)」

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