野菜に偏った食事では過剰摂取に要注意、成育を助けてくれるマンガンの基本を知る

原子番号 25、マンガン族元素の一つ。成人の体内に約12~20mg存在しています。
土壌に含まれ、土から栄養を吸収した植物性食品に広く存在するミネラルです。

機能

酵素の成分となったり活性化する機能を持っており、骨や皮膚、3大栄養素の代謝に関与します。

消化・吸収・代謝

小腸で吸収され肝臓に運ばれます。吸収時、とは競合関係になります。
体内のマンガン量は胆汁や膵液を介した消化管への排泄で調節されます。

摂取量

成人の男女で、3.5〜4mg/日摂取が推奨量とされています。
上限量が定められており、推奨量の約3倍程度とされています。

出典 厚生労働省 日本人の食事摂取基準2015年版出典 厚生労働省 日本人の食事摂取基準2015年版

過不足のリスク

過剰

通常の食事で過剰摂取になる可能性は極めて低いですが、菜食のみなどの特殊な食事サプリメントの利用で過剰が生じる可能性があります。
疲労や倦怠感、不眠、精神障害、進行性認知症などの症状が現れます。

不足

通常の食生活では欠乏は起こりにくいと考えられています。
欠乏すると成長阻害や骨形成異常、血液凝固異常、生殖能力の欠如、脂質・糖質の代謝の異常などが症状して現れます。

多く含まれる食品

野菜や大豆製品など植物性食品に多く含まれています。

出典 文部科学省 日本食品標準成分表2015年版(七訂)出典 文部科学省 日本食品標準成分表2015年版(七訂)
参考
  • 厚生労働省「日本人の食事摂取基準2015年版」
  • 文部科学省「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」
  • 奥恒行,柴田克己(2017)「基礎栄養学(改定第5版)」