ナトリウムとのバランスが大事、カリウムの基本を知る。

原子番号19、アルカリ金属元素。
ナトリウムの尿中排泄を促すため、ナトリウム摂取が過剰になりがちな日本人にとっては摂取が重要な栄養素です。

機能

体液の浸透圧調節や、イオン濃度の調節作用、血圧を下げる働きもあります。
「脳に酸素を送り、脳の機能を活性化させる」「体内の老廃物の除去」「アレルギーの治療」等の効果が得られます。

消化・吸収・代謝

小腸で吸収され、体全体に運ばれ、ほとんどが腎臓で排泄されます。

摂取量

上限量の設定はありません。
高血圧を中心とした生活習慣病の発症・重症化予防の観点から目標量が設定されています。
成人の男女で、2,600~3,000mg/日以上が目標量として設定されています。

出典 厚生労働省 日本人の食事摂取基準2015年版出典 厚生労働省 日本人の食事摂取基準2015年版

過不足のリスク

過剰

腎機能が正常で、サプリメントなどを使用しなければ過剰になる可能性は低く、耐用上限量も設定されていません。

不足

糖尿病や腎臓疾患による尿排泄、下痢や嘔吐で不足する場合があります。
欠乏すると食欲不振、筋力低下、低血圧、不整脈などが症状として現れます。

カリウムが多く含まれる食品10品目

パセリ、アボカド、納豆などに多く含まれています。
アルコールやコーヒーなどの利尿作用のあるものを摂取すると一緒に流れやすい栄養素です。
サプリメントによる摂取では胃痛、胃の不快感などの影響が報告されており、食事による摂取が望ましい栄養素です。

出典 文部科学省 日本食品標準成分表2015年版(七訂)出典 文部科学省 日本食品標準成分表2015年版(七訂)
参考
  • 厚生労働省「日本人の食事摂取基準2015年版」
  • 文部科学省「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」
  • 奥恒行,柴田克己(2017)「基礎栄養学(改定第5版)」