血液を正常にする、妊娠前後は男女ともにとりたい葉酸の基本を知る。

ビタミンB群の1つでビタミンB9、ビタミンMとも言われています。
核酸(DNA,RNA)を作るのに重要な役割を果たしています。
成長や妊娠の維持に欠かせないビタミンです。

機能

赤血球の成熟やプリン体の合成などに関与しています。
正常な造血には欠かせない栄養素です。
「異常出産の予防」「母乳の出をよくする」「食中毒の予防」「貧血の予防」等の効果が得られます。

消化・吸収・代謝

食品中に酵素たんぱく質と結合した状態で存在しており、調理過程や胃酸で遊離します。
腸内の酵素で消化され、小腸から吸収されます。

摂取量

上限量が定められています、成人の男女で、240μg/日摂取が目安とされています。

出典 厚生労働省 日本人の食事摂取基準2015年版出典 厚生労働省 日本人の食事摂取基準2015年版

過不足のリスク

過剰

通常の食事摂取で過剰摂取による健康障害が発現した報告はありません。
ただし、過剰摂取による悪性貧血のマスキングが健康障害として報告されており、 ビタミンB12欠乏を隠してしまうことで神経障害の発生につながる可能性があります。
そのため、耐用上限量が定められています。

不足

欠乏すると造血機能に異常が生じ、巨赤芽球性貧血や神経障害が起きます。
母体に葉酸欠乏症があると、胎児の神経管閉鎖障害や無脳症が起きます。

葉酸が多く含まれる食品10品目

レバー、えだまめ、モロヘイヤ、パセリ、アスパラガス等野菜に多く含まれています。
熱や光に弱く水に溶けやすいため、煮る調理や加熱調理により壊れやすい栄養素です。

出典 文部科学省 日本食品標準成分表2015年版(七訂)出典 文部科学省 日本食品標準成分表2015年版(七訂)
参考
  • 厚生労働省「日本人の食事摂取基準2015年版」
  • 文部科学省「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」
  • 奥恒行,柴田克己(2017)「基礎栄養学(改定第5版)」

関連記事

血を固める止血ビタミン、骨の形成も助けるビタミンKの基本を知る。

植物性食品に含まれるフィロキノン、メナキノン類などいく...

活性酸素から細胞を守り老化を防いでくれる、ビタミンEの基本を知る。

トコフェロールとトコトリエノールの2分類があり、それぞ...

免疫力アップ!美肌、髪、爪、眼の健康を守る、ビタミンAの基本を知る。

別名レチノイドと呼ばれ、構造によってレチノール(アルコ...

骨の形成を助ける、日光浴で体内生成も可能なビタミンDの基本を知る。

D2〜D7まで6種類が存在し、そのうちきのこ類にふくま...

葉酸と一緒に血をつくる、ビタミンB12の基本を知る。

ビタミンB群の1つ、最も新しく発見されたビタミンで、シ...

コラーゲンの合成を助ける、美肌の強い味方、ビタミンCの基本を知る。

別名アスコルビン酸、皮膚や細胞のコラーゲン合成に必要な...

皮膚の炎症を防止してくれる、ビオチンの基本を知る。

ビタミンB群の1つでビタミンB7ともビタミンHとも呼ば...

疲れやイライラ防止にも良い、パントテン酸の基本を知る。

ビタミンB群の1つであるパントテン酸。ギリシャ語で「ど...

3大栄養素の代謝を助ける、ビタミンB2の基本を知る。

ビタミンB群の1つで化学名はリボフラビン。炭水化物、脂...