インスリンの働きを活性化させる、クロムの基本を知る

原子番号24、クロム族元素の一つ。成人の体内に約2mg存在しています。
通常私達が摂取しているのは毒性の低い3価クロムと考えられています。

機能

糖代謝に関わるインスリンの活性化に関与します。
その他3大栄養素の代謝にも関与、免疫反応の改善などの作用があります。

消化・吸収・代謝

クロムの吸収率は亜鉛と組み合わせると減少し、ビタミンCと組み合わせると増加します。

摂取量

成人の男女で、10μg/日摂取が推奨量とされています。
耐用上限量は定められていません。

出典 厚生労働省 日本人の食事摂取基準2015年版出典 厚生労働省 日本人の食事摂取基準2015年版

過不足のリスク

過剰

通常の食事で過剰摂取になる可能性は極めて低いですが、サプリメントの利用で過剰が生じる可能性があります。
過剰による健康障害の可能性はありますが、明確な報告が無いため耐用上限量はありません。

不足

通常の食生活では欠乏は起こりにくいと考えられています。
欠乏すると耐糖能異常や成長障害、脂質・たんぱく質の代謝異常、高コレステロール血症などが症状して現れます。

多く含まれる食品

チョコレート、砂糖、アーモンドなど手に入りやすい食品全般に含まれています。

出典 文部科学省 日本食品標準成分表2015年版(七訂)出典 文部科学省 日本食品標準成分表2015年版(七訂)
参考
  • 厚生労働省「日本人の食事摂取基準2015年版」
  • 文部科学省「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」
  • 奥恒行,柴田克己(2017)「基礎栄養学(改定第5版)」